リフォーム営業会社とは?
リフォームをする会社はすべて工務店(工事店)と思っている人も多いと思いますが、まったく違います。
リフォーム営業会社とはその会社の営業マンが受注した工事を下請けの工務店(工事店)に外注する会社のことを言います。
一般にはあまり知られていませんが、リフォーム会社というのは建設業法上、工事の請負金額が500万円未満の場合などの普通のリフォーム工事に従事するのに、許可や届け出の必要はありません。
その為、リフォーム営業会社は表向きは建築会社なのですが、中身は完全に営業会社である場合が多いのです。
また、これらの会社には驚くべきことに社員に大工さんなどの職人は一人もいないことも多いようです。
リフォーム営業会社の社員はすべて営業マンなのが実情です。そして困ったことに、
これらリフォーム営業会社の営業マンはお客様と話すときもうちの職人はとか、うちの技術者はとか、というようにマニュアルによって教育されていて話しただけではリフォーム営業会社なのか、工務店なのかわからないように教育されているのです
これはお客様に工事が外注であることを意識させないようにするためのギリギリの話法であり、彼らが言ううちの職人、うちの技術者は自社の職人や技術者ではなく、リフォーム営業会社がリフォームを発注する下請けの工務店の職人や技術者を指すのです。
そのために最近では残念ながら、悪質業者やにわか業者がリフォーム市場に参入してきています。
すべてが悪質業者というわけではありませんが、とにかく営業マンを使って契約を取ってきて、あとは工務店に丸投げするような会社もありますので注意が必要です。
一方、工務店(工事店)は自社で工事を行い、自社の大工さんなどの職人を抱えています。
実際の工事の際にはこれらの自社の職人が工事を担います。
しかし、リフォーム営業会社は自社で工事を行うわけではないので大工さんなどの職人を抱えていません。
酷いところになると、まったく建築に対する知識のない営業マンが担当しているようなリフォーム営業会社もあるのも事実です。
是非ともリフォーム営業会社ではなく、しっかりとした信用のできる工務店を選んで適正価格でしっかりとしたリフォームをしていただきたいと思います。
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最終更新日:2016/05/01